潜入!幻の未承認国家トランスニストリア!行き方と見どころ

潜入!幻の未承認国家トランスニストリア!行き方と見どころ

2019-09-25 0 投稿者: shiori

ここんにちは、しおりです✧*。

「旅人としては世界中をくまなく見てみたい!」

ってことで今回は未承認国家トランスニストリアへ行ってきました!

 

未承認国家と承認国家って?

 

まずは、未承認国家とはなんだ?

承認国家ってどんなん?

っていう基本を押さえましょう icon-check

 

国家の基準と承認

 

 

そもそも、国とはどういう基準で国家と認められるのでしょうか?

国際法上の国家(独立した主権国家)が新たに認められるための条件は4つ。

① 国民となる定住者がいること(恒久的住民の存在)
② 一定の固有の領土を要すること
③ 統治組織が存在すること
④ 他国と条約の締結等の外交的能力をもつこと

です。(モンテヴイデオ条約より)

ただ単に「国」を作るだけだったら①〜③の要件を満たせば

誰でも「国」を建国できます!

しかも申請する必要なし。

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しおり

えー!?めっちゃ簡単!

しがない旅人の私でもできる!

「国」を作るだけなら。

そう、「国」を作るだけなら。

しかし、この④が大事!

他国から国家として承認してもらう必要があります。

外交関係が築けなければ、ただ集団で住んでるだけってことになりますからね。それで勝手に国だなんて自分で言ってるだけじゃ「何言ってんの?頭おかしいんじゃない?」ってことにもなりかねません。

 

未承認国家

つまり簡単に言うと、未承認国家とは「ここは国だよ!」って勝手に言ってるだけの場所ってことです。

国連に国として認めてもらうことが最も重要。

国連加盟国 =地球上ほぼ大多数の国家ですから。

世界中の国が正式に国として認めなければ、未承認国家になります。

 

トランスニストリアって?

 

 

このトランスニストリアも国連加盟国をはじめ、ほとんどの国から認められていない未承認国家。

ウクライナとモルドバとの国境付近に細長く領土を有している(と主張している)。

日本語では「沿ドニエストル共和国」とも呼ばれます。

 

 

1990年に旧ソ連が崩壊し、それと同時に住民らがモルドバからの独立を宣言しました。
ところがモルドバは独立を認めず、国連加盟国も独立を認めていません。

しかしモルドバの実質的な主権は及んでいないので、結果、独立状態になっています。

ややこし。

ちなみに、googlemapではトランスニストリアは表示されず、モルドバです。

トランスニストリアを国家として認めているのは

アブハジア共和国・南オセチア共和国・アルツァフ共和国 の3つ。

しかし!!!

この3つも未承認国家

 

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しおり

未承認国家同士は仲が良いのね!

・・・って、

未承認国家に認められてても意味ないような気がするけどww



いざ潜入!トランスニストリア

 

こんな面白い場所、行かないわけにはいかないでしょう!!!!!( ๑ • ∀ • ๑ )

 

アクセス

トランスニストリアへは鉄道またはバスで行くことができます。

 

【鉄道】

ウクライナのビーチリゾート「オデッサОдесса」からモルドバの首都「キシナウКишинев」行きに乗車します。

下車駅はトランスニストリアの首都「ティラスポリТирасполь」。

 

 

ホームには誰もいない。

所要時間は大体2時間30分。

ただし、鉄道利用の場合は注意が必要!

    • 国境を越えた時のチェックが列車内では行われません。つまり、パスポートはノーチェックのまま入国することになります。なので、出国時は必ず鉄道を利用してトランスニストリアから出国しなければいけません。

 

    • 万が一、バスやタクシーなどを利用して移動(出国)すると滞在許可不所持(つまり不法滞在・密入国)になります。

 

【バス】

 

 

バスはオデッサから又はキシナウのバスターミナルから出ています。

キシナウの方が本数は多いです。

私たちはオデッサで海を楽しんでいたので、オデッサのバスターミナルから出発。

 

 

バスチケットは当日でも購入できますが、時期によっては混むので(特に夏)

前日には購入しておくのがオススメです。

 

 

バスはマルシュートカでした。

 

 

車内は音楽がガンガンに流れててなんとも愉快★笑

 

国境越え

 

ウクライナ側の国境で出国スタンプを押してもらいます。

特に何も問題なくあっさり通過しました。

そして、ついにトランスニストリアへ!!

ここではパスポートを入国管理官に渡すと、

トランスニストリアにどれくらいの期間滞在するのか、

どこへ行くのか、を聞かれ。

トランスニストリア入国証明のレシートが渡されます。

 

 

このレシートめっちゃ大事なので無くさないように持っておきましょう!!!!

ちなみに、トランスニストリアに滞在できる時間は10時間。

入国レシートに滞在可能時間が記載されています。それを超えての滞在には、警察へ行って滞在許可を申請しなければいけません。

また、ここのボーダーではモルドバの入国スタンプは押印されませんでした。

(モルドバはトランスニストリアを自国とみなしている。)

 

首都・ティラスポリ到着!

 

オデッサからバスに揺られて3時間ほどで首都・ティラスポリに到着しました。

 

 

バスターミナルは駅前のロータリーです。

 

・・・・・人少な!

 

同じバスに乗ってきた人以外、誰もいない。

 

・・・・・寂し!

 

とりあえず、目の前にある駅に入ります。

 

 

誰もおらん。

帰りのバス(このままキシナウに行く)の時刻表をチェックしておきましょう。

 

両替しましょ

 

 

このトランスニストリアは未承認国家と言えども、しっかり自国の通貨が存在しています。

さらには、自国のパスポート、警察、郵便局もあります。

ここではモルドバ・レイは使用できません。なので、両替が必須!

(ただし、キシナウ行きのバスの運賃だけはモルドバ・レイでの支払いが可能)

通貨単位はトランスニストリア・ルーブル

両替所は駅に2ヶ所。

街中にも数カ所ありますが、駅前にある両替所で両替するのがいいでしょう。

 

 

両替の注意!

 

 

トランスニストリア・ルーブルはトランスニストリア国内でしか両替できません!

国家の一部だと主張しているモルドバでも、ウクライナでも両替できません。

なので、ここで使う分はここで両替する必要があるのです。

しかも、トランスニストリアは未承認国家なので、ATMから現地通貨の引き出し不可です。

他国での両替ができないので、当然ですが余ったトランスニストリア・ルーブルを再両替するのもトランスニストリア国内でのみ可能です。

しかし再両替レートは正直良くないです。



物価

 

物価はヨーロッパ最貧国と呼ばれるモルドバとほぼ同じか、ちょっと高いぐらい。

 

 

この食事で・・・

ハンバーガーとスープのセット1つ:350円

ビール1本:150円

ぐらいでした。

けっこうボリュームがあって、スープとバーガー半分でもう満腹!!

 

街散策!見所は・・・?

 

両替が済んだら街中へ!

 

Presentation of the Child Jesus Church

 

 

駅から市街地方面への道を歩いていくと右手側に現れる大きな教会の門!

 

おおっ!

 

立派です。

ロシア正教会とすぐ分かるこの屋根。

公園の中に建っていますが、人はおらず静か。

 

25th October street

 

 

東西に伸びる市街地のメインストリート。

レストランやカフェ、ショップなどがあります。

 

が、

 

人がいない。

 

 

 

メインストリートなのか?と疑いたくなるほど

 

全く人がいない。

 

そして数少ないお店は半分以上閉まっている。

 

 

なんだここ、寂しすぎる!

 

 

街の建物は旧ソ連の建築です。

旧ソ連がまだ存在しているかのようです。いや、ここには確かに存在しています。

ソ連行ったことないけどw ってかソ連時代は産まれてないw

共産時代のロシアが大好きなトランスニストリア。

その証拠に、共産主義のシンボルカラーである赤色と、シンボルマークの鎌と槌がトランスニストリア国旗にしっかり入っています。

 

 

ロシアはトランスニストリアに対し経済支援を現在でも行なっており、トランスニストリアはロシアに帰属したいと強く思っているそう。ロシアの国旗を街中の至るところに掲げています。

 

住人発見!お宝発見!

 

歩き回ること数時間。

お腹すいたけど食べるところは開いてないし、誰かに聞こうにも

そもそも人がいない・・・。

あかん、この国ほんま寂しすぎるやろ・・・。

未知の国に来て上がってたテンションが、だんだん下がりかけてきた頃。

 

 

ようやく住人発見!

やったー!!!!゚♪ ヽ ( * ´ ∀ ` ) ノ 人だ!人がいる!!!

英語は通じませんが、ロシア語は通じます。

 

 

日本人だと知ったらめっちゃ歓迎してくれて、、、

プラスチック硬貨をもらいました

 

 

やったーーー!!♡

これ、欲しかったのよね^^

今はもう使われていない、幻のプラスチック硬貨。

世界で唯一、ここにしかないプラスチックの硬貨。

プラスチック紙幣を使ってる国は数カ国あるけど(オーストラリアとか)、硬貨はこれだけ!

両替所でも無かったから諦めかけていましたが、ありがとう!!おばちゃん!!

 

 

このおばちゃんに開いているレストランを教えてもらい、念願の食事!

 

 

ハンバーガーをゲットしました(;∀;)

もちろん、レストランにも人がおらず貸切でした。

 

まとめ

 

トータル5時間ぐらいの滞在で、トランスニストリアは満足。

この地域はモルドバの重要な工業地域だと聞いていたので、正直もう少し人がいて発展しているものだと思っていました。

きっと家の中には居るのでしょうが、なんだかとても寂しい街といった印象。

そんな人のいない街で出会った数少ない人たちは、みんなとても優しかったのが嬉しかったです^^