
ヨーロッパを自転車で旅しよう – ユーロヴェロ4編
目次
ヨーロッパ自転車旅ユーロヴェロ4編
ヨーロッパ全土を網羅するサイクリングロードEURO VELO(ユーロヴェロ /ユーロベロ)。
今回はヨーロッパの中央部を東西に走り抜けたEuro velo4編!
Euro Velo 4とは
Euro velo4(ユーロヴェロ4)はフランス北部の沿岸の町ロスコフ(Roscoff)から始まります。
そして、ベルギー、オランダ、ドイツ、チェコ、ポーランドを通り、ウクライナの首都・キエフまで続いています。
山も川も、近代的な大都市も、歴史ある建築物も、ヨーロッパを満喫するEuro velo4(EV4)。
特に、東西で雰囲気が変わってゆくヨーロッパを体感するにはベストルート!
しかし、EV4は全工程が完全に整備されている訳ではありません(σ・ω・)(2020年現在)
約1/3はまだ建設途中。
ですが、ルートとしてはEV4として登録され現在も着々と建設が進められています。
ちなみに今ちゃんと自転車道として整備されている箇所はこちら👇
・ロスコフ(Roscoff)(フランス) ー マイアーホーフ(Meierhof)(ドイツ)
・ヴァルト ザッセン(Waldsassen)(ドイツ) ー オストラバ(Ostrava)(チェコ)
・ブジェシュチェ(Brzeszcze)(ポーランド) ー タルヌフ(Tarnów)(ポーランド)
もちろん、ここ以外の箇所も走れます!
Euro Velo 全行程の概要については、こちら↓
ヨーロッパを自転車で走ろう!ヨーロッパのサイクリングロード【Euro velo】の旅
走ったところ
キエフ ー リヴィヴ(Київ – Львів)
もともと私のチャリ旅出発地点がウクライナの首都・キエフ。
いざ!ここから西へ!
キエフからリヴィブまでは約550㎞。
気合いを入れて、ワクワクとトキメキとドキドキを感じながらEuro Velo4(ユーロベロ/EV4)を走り出します☆
が、、。
Euro Velo4のウクライナパートは現在まだまだ建設途中・・・。
(何なら、全然建設の気配すらないところもある・・・)
という事で、舗装され通れる箇所が少ないので、Euro Velo4とほぼ並走するハイウェイ[E40]を走る方が走りやすいです。
但し、E40は主要ハイウェイなので大型トラックやバス、車も容赦なくビュンビュン通ります。
なので、側道に入れるときは側道を通ることをお勧めします。
Euro Velo4最初の中規模の街・ジトーミル(Житомир)は旧ソ連の超有名な宇宙飛行士セルゲイの故郷。
この後、ユーロベロ4は街の南側から西へと続きます。
しかし、私はどうしてもリブネ(Рівне)の「愛のトンネル(the tunnel of love)」に行きたかったので、
そのまま街の北側から西へ行くE40を進み続けました。
リブネからは南西へE40を進みます。
そして到着したのは世界遺産の街、リヴィヴ(Львів)。
ここはウクライナ文化の中心と言われていて、年間を通して様々なイベントが行われています☆
美術館やギャラリーも多く、ストリートではパフォーマーがそこかしこでバスキングをしていたり♪
街の雰囲気の今までとは全然違う(・∀・)!!
またコーヒーでも有名で、市中のカフェのある割合は他都市に比べてかなり多く、
ここはウクライナのコーヒー天国でもあります♡
ウクライナのコーヒー事情については詳しくはこちら⇨
リヴィヴ ー タルヌフ(Львів ー Tarnów)
Euro Velo4は国境を越え、ポーランドへ。
リヴィヴからタルヌフまでは約250㎞。
ここからEU、そしてシェンゲン協定加盟国圏へ入ります!
ユーロベロ4では、このウクライナ – ポーランド ボーダーが最初で最後のパスポートチェック。
このボーダーを越えると、あとの国はシェンゲン協定加盟国なのでパスポートチェックはありません😄
国境を越えると、EU圏内全てハイウェイでの自転車通行は不可となります。
そして、このE40から続く道は国境を越えてすぐにハイウェイA4、E40、国道No.94の3つに分かれます。
ここが問題なのです。
国道94が始まるのはイミグレーションオフィスを過ぎて200メートル程行ってから。
つまり、自転車でのKorczowaーKrakovets国境越えは不可ということ。
なので、ユーロベロ4の本来のルートである Shehyni Medyka – Szeginie の国境を越える必要があります。
国境は簡単な荷物チェックと、パスポートにスタンプをもらうだけヽ(o´∀`o)
かんたーんヽ(o´∀`o)
難なく通過できました!
さて、このポーランド序盤もウクライナに引き続き
ルートはまだまだ建設途中。
そして、Euro Velo4のルートは山道を通っています。
建設途中で、しかも山道・・
なんだか道路状態があまり良さそうな気がしなかったので、途中でルートを変更し
国道No.77とNo.94を通ってタルヌフへ向かいました。
タルヌフ ー クラクフ(Tarnów ー Kraków)
タルヌフからクラコフまではEuroVelo4はかなり整備されています。
道路もきちんと舗装されていて走りやすい^^
タルヌフからクラクフまでは約95km。
ポーランドに入ってから割とアップダウンがありましたが、このタルヌフからはアップダウンは穏やかに。
ユーロベロ4はクラコフを出るとカルパチア山脈へ向けて続き、チェコとの国境を目指して走ります。
私はまだまだポーランドを満喫したかったので、クラコフから北上し、ユーロベロ4を離れヴロツワフへと向かいました。
かかった日数と距離
キエフ
↓ 140km 3日 (キャンプ2泊)
ジトーミル
↓ 190km 3日 (キャンプ2泊)
リブネ(Euro velo4ルート外)
↓ 45km 1日
ドゥブノ(Euro velo4ルート外)
↓ 170km 3日(キャンプ2泊)
リヴィブ
↓ 125km 2日(キャンプ1泊)
国境 Shehyni Medyka – Szeginie
↓ 95km 1日
ヤロスワフ(Euro velo 4ルート外)
↓ 145km 2日(キャンプ一泊)
タルヌフ
↓ 95km 2日(キャンプ一泊)
クラコフ
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