
エジプト警察と自転車旅1400km②
こんにちは、しおりです^^
前回に引き続き、エジブト護衛付きチャリ旅②です!
目次
警察と旅するエジプト自転車旅1400km②
Al Minya – Al Qousia
Al Minyaの出発は午前6時。
前日に翌朝の出発時間を訊かれていたので、ちょうど午前6時には警察がホテルの前で待っていました。
今日は違う警察と、大きめの護送車。
例の通りせっせと荷物を車に積み込んでいると、「自転車も乗せる?」と言われますが、「自転車は自分で乗ってく」と言うと、あっさりOK。
途中、3回護衛が代わり、変わるたびに荷物を全部積み替え、

自転車は乗せないのか?

チャイナか?

違う!ジャパン!!

あぁ、チャイナ?

ジャパン!日産!トヨタ!知ってる?!

あ、ジャパーン!!!
なんてやり取りをし・・・
英語が全く通じない人ばっかりで、かなり時間がかかります。
ああ、めんどくさい。
誰かちょっとでも英語話してくれたらなぁー・・・って思っていたら、
途中のDayrout チェックポイントに唯一、英語を少し話せる人がいました!
英語が話せる警官が言うには、Al Minya – Al Qousia の周辺にはホテルはないとの事。
なので「このチェックポイントでテントを張らして」と言ってみましたが「Assiutまで行ったらあるから車乗れ」の一点張り。
やっぱりね。
さてさて、どうしようか(。 – ω – )
もう乗っけちゃおうか、、と折れかけた時に!
警察のエライさんがやってきて、「近くのキリスト教教会で泊まっていいよ」と。
ほんまにー!
なんでも、こんな困った旅人がいるから泊めてやってほしいとお願いしてくれたそう。
あ、あ、ありがとう〜〜!困った旅人でごめんーー( ; ∀ ; )
しかもこのエライさん、めっちゃ流暢な英語喋る!!
今まで会った警察官の中で、後にも先にもこの人が1番コミュニケーション取れた警察官でした😂
エジプト人、みんなこれやれば良いのに!
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Al Qousiaの宿
紹介してもらったのは
Monastery of the Blessed Virgin Mary (Muharraq)
دير السيدة العذراء مريم ( المحرق) ايبارشية الدير المحرق
http://www.almuharraqmonastery.com/
普通の教会かと思いきや、周囲は高い石塀で囲まれ、その周辺には警察の警備隊がたくさん居ます。
石塀の内部には教会を中心にクリスチャンの村が広がっていて、肉屋、八百屋、雑貨屋などの商店、コシャリ屋にジュース屋もあります。
そして、教会の付属施設としてホテルのような宿泊施設が併設されており、その一室に泊まらせてもらうことになりました。
部屋:かなり広い
3ベッド、冷蔵庫、AC、ホットシャワー・トイレ付き
共同キッチン・飲料水マシン あり
宿泊代 0EGP(ご好意で泊めてもらったのでタダ)
自転車保管スペースあり。
ものすごい豪華な教会!すごいー!
綺麗に掃除もされています。
実はこの教会、エジプトの数少ないクリスチャンがエジプト中から集まる権威ある場所なんだとスタッフさんが教えてくれました。
Al Qusiyyah – Assiut
教会周辺は警察が厳重に警備しているので、この教会から出る時は自転車も車に乗せます。
この時はクリスチャンの感謝祭?(よくわからんけどイベント)が開催されていました。なので、警察は教会がテロや攻撃対象になる可能性があるとして普段以上に警備強化していたのです。
だから、この周辺は自転車に乗ることは許可されず、メイン道路まで車で送り届けてもらいました。
さて、今日も漕ぎます!
Assuitまでの50kmの間に3回警護が代わり、その度に同じやり取りをし、荷物を乗せ替え、・・以下省略( ・ ∀ ・ )
午前7時に出発し、昼前にはAssuitに到着しました。
Assuitの宿
Assuitにはそこそこ宿があります。
警察に探してもらって泊まったのは
Al Hussein Hotel
部屋:標準ぐらいの広さ。
ダブルベッド、冷蔵庫、AC、TV、ホットシャワー・トイレ付き
共同トイレ・共同シャワー・飲料水マシン あり
宿泊費 150EGP/泊
自転車は部屋で保管。エレベーター無し。
Assuit – Sohang
今朝も警察と共に移動です。
朝7時出発の予定が警察が遅れて8時に出発。
Sohangまで約100km、警護の交代は5回。
荷物を乗せ替え、毎回同じやり取りをし、
途中でチャイ休憩。
勤務中なのにシーシャも吸う警察( ・ ∀ ・ )自由ねー
Assuit以降は徐々に交通量も減り、路面が綺麗になって走りやすくなってきました。
Sohagの宿
Sohag駅の周辺に宿がたくさんあります。
ここでは、カウチサーフィンに泊めてもらいました。
警察としては、カウチサーフィンのように一般人の家に外国人が宿泊するのは面倒臭いようで、しきりにホテルに泊まるように言ってきました。
カウチサーフィンのホストは、私たちのパスポートのコピーと、ホスト本人の身分証明書を警察署まで持っていき、そこで宿泊許可申請のようなものを提出しに行かなくてはいけないそうです。
私たちは警察に行く必要はありませんが。
そして、私たちが外出する際には必ず警察に「どこへ行くのか、誰と行くのか、帰ってきたのか」の報告をしなければいけません。それもホストが。
なんだかものすごい手間をかけることになってしまうので、申し訳なくて外出せず。( ; ∀ ; )
Sohag – Naj hammadi
カウチサーフィンで泊めてもらっていたので出発は自由だと思いきや、当然全くそんなことは無く・・・
カウチサーフィンのお家まで警察が来ます。
結局、また24時間警察の警護つきで出発。
Naj hammadiまでは約94km。6回の警護交代がありました。
出発すぐにパンク。
途中、暑すぎて護衛車がオーバーヒートで壊れる。
車が壊れるのはよくあることなのか、熱々のチャイ飲みながらキメ顔✧*。ですよ(・∀・)!
車壊れてんのにw
ちなみに気温は40度ありました。
Naj hammadiの宿
Naj hammadiには中級〜安宿まで数件あります。
ところが、なぜかこの日は満室ばっかり。
警察も必死に探してくれて、なんとか4軒目で見つかったのはفندق الخضيرى(読めない!)という安宿。
一階がシーシャbarになっていて、狭いビルの2階。
警察のおっちゃんが値段交渉してくれました^^
部屋:狭い
3ベッド、ファン・ACなし
共同トイレ・シャワー (水のみ)
宿泊代 120EGP/泊 (交渉後)
自転車保管スペースあり。
部屋が狭いので、荷物は着替えと貴著品以外はストレージに置いとくように言われます。
ベッド3台置くから部屋狭なるんちゃうの( ; ・ ∀ ・ )
また、部屋の窓には網戸がないので暑いからって開けてたら蚊が入ってきます!!( `;∀;)
かと言って閉めてたらめっちゃ暑い。
開けよか、閉めよか、うーん、葛藤・・速攻で開けましたw
蚊取り線香を焚き、地道に蚊を叩きましょう。
そして、1階でモクモクやっているからかシーシャの匂いがします。
まぁ、屋根のある場所で寝れるだけで全然良いです^^
つづく
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